これは、湯川秀樹監修、谷川安孝訳「アインシュタイン選集T」共立出版(1971年刊)より引用した。Einsteinの量子論関連論文についての谷川安孝氏の解説です。ただし、少し改変しています。
Pais文献のW.19.や、別稿で引用しているStachelの解説や、江沢洋著「統計力学へのアインシュタインの寄与」などとと対比しながら読まれることを勧めます。
[補足説明1]
“ステファン-ボルツマンの法則”の上記の証明は後にPlanckが示したやり方です。
ボルツマンのオリジナルの証明はこちら(あるいはこちら)をご覧下さい。
[補足説明1]
(5)式から(7)式についての谷川氏の説明は、おそらくPlanckの解説を紹介されているのだと思いますが、非常に解りにくい。この部分は別稿「ウィーンの変位則(1893年)」4.のPlanckのオリジナルの説明を参照されて下さい。ウィーンのオリジナル論文(1893年)はこちらを参照されて下さい。
[補足説明2]
上記の補足については、別稿「ウィーンの変位則(1893年)」5.(1)[補足説明2]を参照されて下さい。そこでは T/ν≡x としていますが、考え方は同じです。
[補足説明3]
上記の説明については、別稿「ウィーンの変位則(1893年)」5.(2)2.[補足説明3]を参照されて下さい。そこでは T/ν≡x としていますが、考え方は同じです。
[補足説明1]
ここは、ウィーンの原論文「黒体の放出スペクトルにおけるエネルギー分布について(1896年)」を参照されながらご覧下さい。
[補足説明2]
(9)式に付いての補足です。
ウィーンの原論文「黒体の放出スペクトルにおけるエネルギー分布について(1896年)」では振動数νの関数ではなく、波長λの関数として下記の様に与えられています。
ところで、変数を λ から ν に変えて
と置き直すと
となりますので、ここの表現である(9)に一致します。
[補足説明1]
上記のRayleighの原論文「完全輻射の法則についての注意(1900年)」は別ページで引用。
Jeansの論文は、Phil.Mag.10 (1905年) p91〜98 と、Phil.Mag.17 (1909年) p229〜276 で引用しています。
以下の議論については、別稿「統計力学」2.(6)3.も復習されて下さい。
[補足説明1]
最初の熱力学関係式は別稿「絶対温度とは何か(積分因子とは何か)」6.(4)3.の
などから導かれる。
これから得られるdSは完全微分だから
が成り立つこと導かれる。
この内の最初の式は、熱力学第二法則を表す式です。これを使うと
が得られる。
これらの論文は別稿「プランクの熱輻射法則(1900年)」で引用しています。
[補足説明1]
ここは、Einsteinの原論文の解説 「Einsteinの光量子論(1905年)」 を参照されて下さい。
[補足説明1]
上記の説明については江沢洋著 「統計力学へのアインシュタインの寄与」 も参照されて下さい。上記文献
は、別稿で英訳版を引用している Einsteinの統計力学三部作 1902年、1903年、1904年 の内の最初の二編です。
[補足説明2]
上記文献
は、別稿 「Einsteinの光量子論(1906年)」 で引用・解説しています。
[補足説明1]
上記のBoseの文献は
です。これはネットからDownlordできるBoseの論文集から入手できます。
ここに関係するEinsteinの論文は、別稿 で引用・解説しています。
[補足説明1]
上記の注は
のことですが、これは Einsteinの統計力学三部作 1902年、1903年、1904年 の最後のものです。
この論文については、江沢洋著 「統計力学へのアインシュタインの寄与」p116_117 も参照されて下さい。
[B1]、[古叢2.p3〜20]
[B2]、[古叢2.p23〜29]
[B3]、[古叢2.p33〜44]
[B4]
[B5]
[B6]
[B7]
[B8]
[B9]
[B10]
[B11]
[B12]