ここでは、ランダウ、リフシュツ著『場の古典論』東京書籍(1964刊)の第2章“相対論的力学”の導入部§8〜§9をそのまま引用しています。別稿「相対論的力学」と対比しながらお読み下さい。また、以下で『力学』§1〜§9の考え方を繰り返し引用します。
第1章 相対性理論
§001.相互作用の伝播速度
§002.世界間隔
§003.固有時間
§004.ローレンツ変換
§005.速度の変換
§006.4元ベクトル
§007.4次元的な速度と加速度
第2章 相対論的力学
§008.最小作用の原理
§009.エネルギーと運動量
§010.分配函数の変換
§011.粒子の崩壊
§012.有功断面積の変換
§013.弾性衝突
§014.角運動量
第4章 場の方程式
上記『力学』§2はこちらを参照。
上記の§3についてはこちらを参照。
上記『力学』§2はこちらを参照。また、次節で参照する『力学』§7はこちらを参照。
ここについては別稿「アインシュタインの特殊相対性理論」3.(5)[補足説明4]に於ける式変形を参照。
上記『力学』§6はこちらを参照。
光子の運動量がE/cであると言える事はとても重要です。別稿「相対論的力学」3.(4)も参照されたし。
上記§7.(7.1)式についてはこちらを参照。
[補足説明]
普通の教科書と違って(i=1,2,3)に於いて pi=mcui の様に c が掛かっているのは、普通の教科書では
で微分しているのに対して、本稿では
で微分しているからです。 pi=mcui 中のcはds中のcと互いに打ち消し会いますから、次元は普通の教科書と同じです。またp4=iE/cとも同じ次元にしてあります。
また、以下の力の定義に関しても(i=1,2,3)に於いて gi=mcdui/ds の様に c が掛かっているのも同様な事情による。
ここで、 ui や pi の定義中の v と下記ローレンツ変換式中の V との違いについては、1章§4の注1)の取り決めに従っている事を忘れないで下さい。
4元運動量や4元力については、別稿「4元速度(4元運動量、4元電流密度)、4元加速度と4元力」を参照されたし。