石原純著、岡本一平画、『アインシュタイン講演録』東京図書(1971刊、これは1923年に改造社から出版されたものの再版)のp54〜67より引用
本稿は、東京帝大特別講演(11月25日〜[11/26は日曜休み]〜12月1日に行われた専門家向け6回講義)の石原純による要約です。
文中に記されているように、この講義は6回に分けて行われたが、1921年5月にプリンストン大学で行われた4回講義とほぼ同じ内容です。プリンストン大学の講義録は矢野健太郎訳『相対論の意味』岩波書店(1958年刊)として出版されていますので詳細はそちらをご覧になると良いのですが、この講義録は含蓄深く、説明が簡潔なので極めて難解です。そのため石原純によるこの要約は貴重です。ただし、プリンストン大学の第3回講義の前半だけは別ページで引用しています。
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「プリンストン四講義」の邦訳版は石原純、他訳「アインスタイン全集 第四巻」改造社(1923年刊)の中にも収録されています。これには、アインシュタインの序言も掲載されていますので、その序言を考慮しつつ、矢野訳版と読み比べて見られると良いでしょう。いずれにしても内容はかなり難しいです。
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