HOME   フィゾーが運動媒質中の光速度(随伴係数)を測定した方法(1851年)

Feynman物理 第U巻 光・熱・波動 第6章 “屈折率の本質”

この稿より、新しいバージョンの引用の方が読みやすいです。

 ファインマンはここで展開した理論の起源に関して何も述べていないが、これらの考察はローレンツに由来する。歴史的な説明はH.A.Lorentz著書“Attempt of a Theory of Electrical and Optical Phenomena in Moving Bodies”(1895年刊 ネットから無料download可)や“The Theory of Electrons and Its Application to the Phenomena of Light and Radiant Heat”(1906年刊、2nd edition 1916刊)[訳本 ローレンツ著「物理科学の古典6 電子論」東海大学出版会(1973年刊)]などをご覧下さい。より現代的な説明は、パノフスキー、フィリップス著「電磁気学(上)(下)第2版」吉岡書店(1967年刊)第9章などをご覧下さい。
 以下ファインマンの議論をフィゾーの実験の随伴係数へ適用するには、一次波に重ね合わされるべき二次波を発生する物体原子(原子核+電子)が動いている事に着目する必要があります。ローレンツやパノフスキー・フィリップスの説明もそこの所に注意すれば理解できます。














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