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IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)

 IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)は、国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)により1988年に設立された、気候変動に関する科学的評価を行う国際組織(政府間パネル)です。以下で、その報告を紹介します。

IPCC第1次評価報告書(1990年)
The Overview of the First Assessment Report (1990)

IPCC第2次評価報告書(1995年)
The IPCC Second Assessment Report Synthesis of Scientific-technical Information Relevant to Interpreting Article 2 of the UNFCCC (1995)

IPCC第3次評価報告書(2001年)
The Synthesis Report of the Third Assessment Report (2001)

IPCC第4次評価報告書(2007年)
The Synthesis Report of the Fourth Assessment Report (2007)

IPCC第5次評価報告書(2013〜2014年)
The Synthesis Report of the Fifth Assessment Report (2014)

IPCC第6次評価報告書(2021年〜2023年)
The Synthesis Report of the Sixth Assessment Report (2023)
 

 

[補足説明]
 氷期と温暖な間氷期の二酸化炭素濃度の変化幅は(280-190)=“90ppm”程度で、ここ最近の増加幅(410-280)=“130ppm”と比較してそれほど大きくなかった。

 新生代の特に第四期になって始まった氷期と間氷期の繰り返しのメカニズムは、新生代になってからの地殻変動に伴うメカニズムにより二酸化炭素濃度が十分に減少したことによって働き始めたミランコビッチフォーシングによる
 ミランコビッチサイクルと地球表面に恒常的に存在するようになった氷河・氷床の[面積増減に伴う日射反射率(アルベード)変化][氷床表面高度変化]の相互作用によります。
 
 つまり、二酸化炭素濃度の増減が氷期と間氷期が繰り返す原因ではなくて、【ミランコビッチフォーシング】と【氷河・氷床の増減に伴うアルベード変化(氷床の高度変化もある)】が第四紀の気候変動の原因です。1.(4)1.[補足説明]参照。
 二酸化炭素濃度の増減は ミランコビッチフォーシング による気候変動に伴う従属的な現象です。これは今日の気候研究者のほぼ一致した見解です。
 
 そのとき、『氷期と間氷期変動に伴う属的な二酸化炭素濃度変化』“90ppm”による温室効果に伴う平均気温変動は1℃程度であったと見積もられています。氷期の間氷期の8℃前後の平均気温変動の大半は、雪原(氷床)面積の変動に伴うアルベード値の変化がその原因です。そして、その変化は何万年もかけて生じます。
 ところで、『産業革命前と今日の二酸化炭素濃度の変化幅』は“130ppm”ですが、その変化速度で今後も二酸化炭素濃度が増大すれば、その濃度増加に伴う温室効果増大による平均気温の上昇は2100年時点+3℃になると言われています。これは1900〜2000年の100年間の平均気温上昇幅+1℃を考慮すると確実に起こります。

 これは過去1000年の間に生じた平均気温変動(±0.6℃程度)と比較すると恐るべき大きな気温上昇幅です。そのことに付いてはこちらの図を参照されたし。どうやらIPCC第1次評価報告書(1990年)の予言の通りになりそうです。あるいは、IPCC第3次評価報告書(2001年)の通りと言っても良い。

 過去1000年の間の平均気温変動(±0.6℃、つまり変化幅1.2℃程度)の中で生じた気候変動・異常気象の実体(1.(1)2.1.(2)3.の引用文献参照)を振り返ると、+3℃の気温上昇はかなり厳しい気候と地球環境の変化を生じる。


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