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斉田博著「星を近づけた人々(上)」地人書院(1984年刊) §11 “海上における経度発見賞のゆくえ”

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 経度誤差1/2度とは、赤道の円周が約4万Kmなので、距離にして約56Kmの違い(4万Km÷360度÷2≒55.6Km)だが、赤道上で1秒間に廻る距離は、約463m(4万Km÷24時間÷60分÷60秒≒463m)なので、時間にして2分(55.6Km÷0.463Km=120秒)の誤差です。これをイギリスから西インド諸島までの約6週間の揺れ続ける航海で達成する必要があったため、1日当り約2.9秒程度の誤差という現代でもかなり厳しい基準です。
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 ハリソンのクロノメーター H1〜H4 についてはこちらを参照。
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